可愛いは作れるって話

おはようございます、こんにちは、こんばんは。鳩です。
数日ほど更新ストップしてしまいましたね。また、少しずつ更新していきます。



整形ってどうなの??

先程Twitterでとある呟きをみました。ざっくりとまとめると「整形したら人生が変わった。美人は得だ」という話。美人が得かどうかは置いといて、整形って賛否両論だと思うんです。でも、日本人って意外と否定派が多いと思うんですよね。「親からもらった顔を加工するなんて!!」みたいな感じ。



写真の世界でも似たような議論がある

実は写真の世界にも似たような議論があります。それが「加工」ですね。デジタルの時代になってから明るさや色味は勿論、整形のように顔の形を変えたりすることが容易になりました。コスプレイヤーの中には「加工厨(写真に過度な加工を施す人々)」と呼ばれる方も増えてます。
そしてコスプレ写真に限らず、この加工に関しても世界に比べて日本人は意外と否定派が多いと思うんですよね。まぁ、整形も顔を「加工」しているという点では一緒ですから。



整形や加工に否定的なのは「写真」が原因なのでは?

前述した2つの「加工」ですが、鳩の仕事にも深く関わってくるので、加工について考えることも多いです。以前ちらっと書きましたが鳩は仕事で写真を撮っているので、加工は日常茶飯事です。なので、加工については肯定派です。まぁ、別人になるぐらいの「やりすぎ」はどうかと思いますが…
で、何故日本人に否定派が多いか考えたのですが、これって「写真」という漢字が問題なのかな?と思ってます。



photographと写真

何故そのような結論に至ったのかと言うと、写真はそのまんま「真(まこと)を写す」と書きます。つまり「ありのままを写す」のが前提なので、加工に否定的になります。
対して英語である"photograph"は元々「光で描く」という意味なので、描くものなわけです。写すのではないので、作品として仕上げるのに手を加えるのは自然なことなんですね。



「記録」なのか「作品」なのか

結局はここに行き着くと思っているのが、その写真が「記録」なのか「作品」なのかというところです。記録というのは正確な表現や、誰がどう見てもすぐ分かることが要求されます。なので身分証明証に使用される顔写真は基本的に加工が出来ないようになっていますし、加工した写真を持ち込む場合でも「明らかに本人とかけ離れた写真」は持ち込めません。
対して作品の場合は、正確さよりも見た時の美しさが要求されます。つまりどれだけ加工されて別人になっていようが、依頼した本人や、作品を仕上げた本人が満足すれば良いわけです。
私はブライダルフォトグラファーの仕事をしていますが、前撮りで撮った写真は当日のスナップ写真に比べるとかなり加工を施します。何故なら私が前撮り依頼されているのはどちらかと言うと「作品」だからです。そのため、肌荒れやシワ、痩身や顔の整形、衣装の乱れ、映りこんだ物(非常口マーク等の作品の雰囲気を損なうもの)の削除などなど…1枚1枚に比較的時間をかけて仕上げます。
それに対して当日はどちらかと言うと「記録」に近いので、加工しても画角、色味や明るさ、あとは目瞑りの場合は目元を合成するぐらいです。あとはスナップだと枚数が多すぎるというのもありますが。
そのように、「作品」なのか「記録」なのかで求められるものが変わってくるというわけですね。



可愛いは作れる時代だからこその選択

写真の加工について話してきましたが、これは整形にも割と当てはまります。つまり「自分は作品ではない」のか「自分は作品」なのかということですね。
前者なら別に手を加えずに過ごせば良いですし、後者なら加工してしまえば良いわけです。一般人と比べて芸能人に整形していたり、エステでお金をかけている人が多いのも、自分を商品としているからですね。



鳩は整形や加工に対して抵抗はないですし、お金と副作用の心配さえなければむしろ整形してみたいです。
だってせっかく「可愛いは作れる」時代に生まれてきてるし、次生まれ変わった時にそもそも人間なのかも分からないですし。
本当にすごい時代になったもんです。

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